オーストラリア南部に住むジェドは30年近いキャリアを持つシェイパーだが、そのキャリアの転機となったのは鬼才デレク・ハインドのフィッシュを担当した事である。ニーボードから始まったジェドのキャリアはデレク・ハインド以外でもバートン・リンチやトム・キャロルなどのボードを手掛けた事で研磨される。現在は他に類を見ないウッドワークやフレックステールなどの技法を持つ、真の意味でのオリジネーターと言える。
彼のフィッシュはサンディエゴフィッシュにルーツを持つが、それはフィシュの始祖であるスティーブ・リズのような”ニーボーダーでありオリジナリティに富み、小波用ではない真の意味でのフィッシュボードの位置づけを理解している”精神を持つという意味だ。事実彼のフィッシュは典型的なサンディエゴフィッシュよりモディファイされており、フィンエリアのウイングが特徴になる。また、身長に近いサイズで機能させるべくロッカーやフィンフォイル、各部ボリューム形状が設定されている。
ジェドのサーフボード製作はフォームを自ら発泡させ、圧着させることから始まる。特徴的なルックスのダブルストリンガーやノーズ／テールブロックはボードの寿命を大幅に永らえさせる。ウッドブロックは樹齢100年の硬度が高いレッドウッドを使用する為、高度な加工技術が求められる。積層のウッドキールフィンも彼自身により作られ、加速性能と回転性能を完全に両立させている。
ノーズ、テール共に標準的なロッカー、ミディアム気味なレールを持つこのボードは波のサイズを問わず速いテイクオフと回転性、ドライブ性を併せ持つ。普段抜けられない波をこのボードで抜けられた時、あなたは新たな世界観を見つけることが出来るだろう。ウッドブロック仕様は重量感があり、リーフやポイントブレイクの波とも相性が良い。
ボードコンディションは2R使用のフットマークもほぼ無いミント状態。この仕様は製作期間が最低10週間かかり、現在の航空便の流通悪化を踏まえればこのチャンスを逃せば入手困難なボードであると言わざるを得ない。あなたが真の意味でのフィッシュボードに乗りたいのであれば、フィッシュの神髄を体現しているジェドのボードに乗る事は必須である。
サイズ：5'6x20 3/8x2 5/8
重量：4.1kg
※オンフィン送料適用商品
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