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DVS Hydro Hull 5'8 EPSインプレッション

DVS Hydro Hull 5'8 EPS

モデル:Hydro Hull EPS仕様

サイズ:5'8(幅20 1/2x厚み2 5/8程度)

乗り手

身長:168cm

体重:61~64kg

 ※Hydro Hullモデルをお勧めの人、キーワードなど

  • ショートボードの長さで速いパドルやテイクオフを希望する
  • 小波やジャンクなどコンディションを選べないで入水する事が多い
  • 浮力はあるがアクション性能が高いフィッシュボードを求めている
  • 体力の低下に悩んでいる、最近サーフィンが楽しくない、など...

2000年代初頭のフィッシュリバイバルブームの際、フリーサーファーのデイブ・ラスタヴィッチと共に世に現れたDick Van Straalenのボードは私にとって憧れであった。そこから10年余りを経過し何本か彼のボードに乗る事が出来た。時代を超えてなお衰えない乗り味の数々に興奮したが、自分に本当に合ったボードを手に入れるにはDVSにカスタムオーダーをする必要があると気づいたのであった。

オーダーする際は現地スタッフと身長、体重、サーフィン歴、今使っているボードやホームポイント、今抱えている問題点、今回オーダーするボードでどんな波でどのようにサーフィンしたいのかなど細部に渡って話し合った。私は当時使っていたDVSのフルカーボンのボードがやや反発力が強すぎる事、波質を問わずオールラウンドに使いたい事、パドルやテイクオフを楽にしたいこと、アクション性能を高めたいなど細かい要望を伝えた。オーダーしてから一か月余り、ようやく手元に到着したボードに乗るのが待ち遠しくて普段は絶対に入らないジャンクコンディションンに持ち込んでいった。

そこで驚いたのはまずパドルとテイクオフの速さである。デッキコンケーブがボードのパドリングをかなり安定させ、初めてのボードであってもパドル位置に戸惑うことなくゲディングアウトが出来る。ボードのボトム下半分には通常のコンケーブの枠組みを超えたかなり深いシングルコンケーブが施されている。そこを通る水流がボードを浮き上がらせるので、パドルはボードが進むたびに軽くなる。これにはEPSの素材の軽さも影響している。

普段から浮力多めの板に乗る事が多く、今回のボードも波待ちの位置はへそから腰の間だ(35L程度)。テイクオフは通常より速いテンポで板が浮き上がり、それを押さえつけながらスタンドアップしジャンクなショルダーにターンするといつも以上にスプレーが上がる。普段より悪い波でもニューボードの威力が分かったのは初めての経験だった。ボトムエリアがフルエッジ化されていたりテールエリアのレールがピンチド加工されていたりと、ボードの細部に渡ってオーダー内容を反映すべくかなりの工夫が施されている。EPSフォームはショルダーへの親和性が良く、ピークのビハインドからテイクオフしてもそのまま捕まらないよう走り抜けてリッピングやフローター、カットバックというライディングも容易に可能だ。

DVS Hydro Hull 5'8 EPS

アクション性能に関しては私用にオーダーしたボードだけあって全く問題がない。フィッシュが苦手とされるバックサイドへのアプローチの差も無い。波のサイズが上がるとレールサイドのボリュームがある為後ろ足の位置を多少レール寄りに持っていく必要があるが、これはフィンを回転性能が高い物に変更する事でも対応できる。基本的には付属しているフィンがボードとの相性を考えてDVSによって一本ごとに選ばれている物なので、まずはそちらで楽しんでもらいたい。

この日以降あらゆる波で使い、他のサーファーが満足にサーフィン出来ない波でもこのボードさえあれば楽しめるといった光景はもはや日常の物となった。こちらのボードは試乗も出来るので機会があれば是非試して頂きたい。何故このモデルがDVSのラインナップの中で一二を争う人気モデルであるかすぐに気づく事でしょう。


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