園芸の勧め?

投稿者 : AlternativeMart on

とある人に頼まれて今年からダリアを栽培している。

本当はダリアの球根の輸出を頼まれていたのだが、

輸出方法が複雑かつ検査に時間がかかるので

今年は家で栽培して種子の採取や球根の分球を試みる事になった。

俺自身の園芸経験としては鉢植えのサボテンや多肉植物程度。

実家ではラズベリーなどを収穫していたが直接携わった事はない。

 

まず頼まれた品種の球根を入手する事から始まるが、

この品種は日本で現在一ヵ所からしか入手できない。

ダリアは品種改良が盛んだが、

品種自体の寿命は病気などの影響でそれほど長くないらしい。

そこでの今年販売分の

ラスト二個の球根を手に入れてから必要な物を入手して植え付ける。

10号以上のサイズの植木鉢に赤土と腐葉土の組み合わせ。

同時に肥料と農薬も投入。

本来の植え付けの時期より遅い

5月の終わりなので芽が伸びてしまっている。

本当はこれを切ってから植えるべきだった。

植えた感じはこんなん。

 植え付けから9日後。

 

伸びた芽が明らかに病気にかかっているので切除。

その6日後。

再び発芽。(一芽と四芽)

暫く生育は順調に見える。

日光を好む植物なので

梅雨時期は可能な限り日向に置いておく。

食害するハモグリバエやヨトウムシ、ナメクジ、オンブバッタ、

ハゴロモなどがわんさかと現れ始め

今まで嫌っていたアシナガバチが虫を退治してくれる益虫に変わったw

その10日後。

 

球根の違いで生育のスピードにかなりの差があるが

この辺りで大きい方の球根の葉を少し間引いて

通気を良くする必要がある。

 

その後農薬が切れたのか、

葉などに虫の被害が増えてきた。

剪定や苗が育つ高さがいまいちよく分からないので

勉強の為にダリア園にも足を運ぶ。

 

家で栽培している品種はこれだ!

はたしてこのような花を

無時咲かせる事が出来るだろうか?

ここで分かった事は

樹勢が強ければ

多少の虫や病気の被害は

問題無いという事だったw

 植え付けから53日後、

ようやく蕾が発生。

 

一般的にダリアは乾燥を好んだり

肥料の上げすぎには注意するのだが

現在の日本の夏の環境は更に過酷になっており、

蕾が出来てからは特に水や肥料切れに気を付けた。

その生育は遅く

最初の花が咲くまで10日ほどかかる。

 ダリアの花は数多くの花の集合体となる。

最初に茎に近い側から開花する。

この頃になると他の茎からも蕾が発生している。

高原植物のダリアにとって日本の夏は大敵なので

そろそろ生育が止まると思っていたが、

水やりや植木鉢の置き場所などに注意した結果

8月でも開花させる事に無事成功した。

 

花の寿命はだいたい10日程。

高温環境だと花の色褪せが激しい。

一つの花の寿命が近づく頃に

別の花が咲き始める。

発芽した全ての芽からの開花が成功。

花の咲き方は一番樹勢が弱かった

一芽のみ発芽の球根の物が良い。

葉に見える白い模様は

ハモグリバエの食害による物。

ダリアは病害虫には弱いし

常に剪定を行わないと正しく生育しない。

この後は見ごろが終えた花を取って茎を大幅にカットし

秋に備えるのが本来の流れだが、

現在足を骨折している為思うようには出来ない。

しかし種子や球根から植物を育てる事は

切り花や鉢植えの花を買うよりも

育てる楽しみという多くの喜びを与えてくれる。

感覚的には植物というよりも

ペットを飼っている事に近い物がある。

直接的にサーフィンに繋がる事ではないが

園芸という存在を今一度見直して

新たな趣味として加えてはいかがだろうか?

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